小中学生読書感想文コンクール

教育長賞夏の庭を読んで

勝山中学校 2年
江口 和 さん

この話は、3人の男の子が、1人のおじいさんを観察して、「死」と向き合って考える話だ。

私は、この話を読むまで、死というのは怖いものだと思っていた。でも、何が怖いとか、どうして怖いとか、死に対して、くわしいことは、よくわからなかった。だから、この話のあらすじを読んだ時、死について少しでも考えられればいいと思ったので、この話を読むことにした。

まず初めに、死に興味を持った3人が、近所の今にも死にそうなおじいさんが死んでいくところを観察しようとし始めた。私は、そんな気持ち悪いこと、よくできるなと思った。

しかし、観察している所をそのおじいさんにバレてしまい、ゴミ捨てや草抜きなど、手伝わされることになった。でも、それがきっかけとなり、3人とおじいさんの間には、深い関係ができていく。おじいさんは、普通なら、家をのぞいていた子供がいたら、すごい怒って追い出すと思うけど、追い出さなかったのは、1人でさびしくて自分が死ぬ時まで、相手にしてくれる人がほしかったからだと思う。そして、3人の将来のこと、受験のことなど、何でもうち明けられる関係が、おじいさんと3人の間にできた。おじいさんは、3人と出会って、ゴミ屋敷みたいだった家もきれいになって、すごい前向きなおじいさんになった。これは、3人のおかげだと思う。

夏休み、3人がサッカーの合宿に行ってる間、色々な経験をしたから、おじいさんに話したいことが沢山あった。でも、帰ってみると、おじいさんが寝ているように死んでいた。3人は、その場では泣かなかったが、お葬式で泣いた。泣きまくった。

でも、それからも、3人の記憶からおじいさんが消えることはなかった。

この話を読んで、死んでしまった後、どうなるとか、どこに行くとか、わからなかったけど、1つわかったことは、その人はいなくなっても、人のために生きてて、まじめに、全力で生きていたら、たとえ時間が短くても、友達や家族、知り合いの人の記憶からは、消えないということがわかった。

事故や地震、病気などで、いつ人間は死んでしまうかわからない。

だからこそ、自分は、毎日を全力で充実させて過ごしたい。友達のために、家族のために、つくせる人になりたいと思った。

読んだ本

作品名 『夏の庭』
作者 湯本 香樹実 作
出版社 新潮社(新潮文庫)

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